2025.09.19 Vol_29

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トピックス

文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(令和5年度採択)

グローバル・イノベーション・キャンパスへの変革に向けて

神戸大学は2021年4月に藤澤学長の元、「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」として進化・発展し続けることをビジョンとして掲げ、様々な改革を進めてきました。なかでも、特色と強みを持ち、地域と世界に貢献する世界トップレベル研究教育拠点の形成に向けて、デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク(DBLR)を設立し、先端的な研究大学に向けた改革に取り組んできました。

今回、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」において、神戸大学の提案である「バイオものづくりの卓越した基礎研究と社会実装の両輪で世界をリードするイノベーションを継続的に創出する地域中核のグローバル・イノベーション・キャンパス」の採択を受け、ビジョン達成に向けて改革をさらに加速させます。 
今後、神戸大学の強みを結集したDBLRを中心に、イノベーションの創出と社会実装を力強く推進するとともに、地域の中核として地元・神戸市と密に連携し、地域産業の活性化を実現します。これらの取組を大学全体へ波及させ、神戸大学全体をグローバル・イノベーション・キャンパスへと変革させていきます。

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神戸大学ホームカミングデイ 2025

あの教室、あの坂道、あの季節。
それぞれの思い出が、またここに帰ってきます。神戸に来られない方は、東京・オンラインでも参加可能!

それぞれの場所で、心のふるさとに再会しませんか。

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紫陽会からの報告

紫陽会主催 学部生との交流事業「書を通じて震災30年を考える」

8月6日(水)、紫陽会企画・学部生との交流事業「書を通じて震災30年を考える」が鶴甲第2キャンパスで行われ、現役学生や紫陽会会員、書道教室に通う小・中・高生やその保護者など、約70人が参加しました。

この事業は、紫陽会会員と現役学部生との交流を図るとともに、阪神淡路大震災30年にあたり、あらためて生命(いのち)の尊さについて考えることを目的として企画されました。

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お知らせ

キャンパスアジア・プラス・プログラム年次国際シンポジウムがラオス国立大学で開催

キャンパスアジア・プラス・プログラム年次国際シンポジウムが8月21日、神戸大学・ラオス国立大学の共催により、ラオス国立大学にて開催されました。神戸大学からは、大学院国際協力研究科の内田雄一郎研究科長、小川啓一教授、林美香教授をはじめとする教職員が、また、大学院保健学研究科から亀岡正典教授、グライナー智恵子教授が参加しました。また、ラオス国立大学のデサノラット・センドゥオンデット学長、プーペット・キョピラボン副学長をはじめとする協定校の教職員に加え、ラオス教育スポーツ省のシリントン・サックロカム国際関係局長、アノペン・ケオヴォンサ計画局副局長も参加しました。

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ラオス神戸大学同窓会がビエンチャンで開催

8月21日、神戸大学とラオス国立大学で共催したキャンパスアジア・プラス・プログラム年次国際シンポジウム終了後、ラオス・ビエンチャン市内でラオス神戸大学同窓会が開催されました。本同窓会は、ラオ・ブルワリー社(ビアラオ)のサプライチェーン部門で要職を務めるドゥアンチャイ・インケオ同窓会長の呼びかけにより実現しました。

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「学長と教職員の集い」を開催

神戸大学は、8月25日、「学長と教職員の集い」を神戸大学百年記念館六甲ホールにて対面およびWEB配信により開催し、合計約300名が出席しました。

今回の「集い」は、学長自ら大学構成員に対して、大学が置かれている現状や財務状況も含めた神戸大学の運営状況、また、神戸大学が取り組んできている様々な改革について語り、出席者からの質疑応答を通じて意見を募る対話集会形式として、初めて企画した試みになります。 

はじめに、藤澤正人学長から「ひとりひとりが輝き、世界に誇れる神戸大学を目指して」と題し、神戸大学のビジョンである「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」の実現に向けた講演がありました。講演では、「研究」、「教育」、「大学運営・経営」の各観点から、現状の取り組みや課題、将来構想等について、海外や他大学との比較を交えながら説明がありました。

質疑応答では、授業料の在り方、海外同窓会組織との連携強化、留学生の受入方針に関して、学長のご意見を伺いました。

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神戸大学×関西電力 SDGs連続講座2025「ゼロカーボン社会の実現にむけてーエネルギーの今と未来を考えるー」を開催

SDGs推進室では、昨年度に引き続き、プロジェクトパートナーである関西電力株式会社との協働により、脱炭素の未来社会のあり方を考える全5回の連続講座を企画開催しました。

私たちの生活に欠かせないエネルギーを取り巻く状況は、国土の地理的状況に影響されるだけでなく、とりわけエネルギー自給率の低い日本では、経済や安全保障、国際情勢によって刻々と変化しています。本講座では、脱炭素に向けた最新のプロジェクトなどに関する講義と各種発電関連施設の現地見学を通じて、技術面だけではなく社会的な背景も含めてゼロカーボン社会の実現に向けた課題や可能性を学生一人ひとりが考えることを目指しています。

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藤澤学長と越智広島大学長との対談(広告)が日本経済新聞に掲載

9月8日付の日本経済新聞に、藤澤正人学長と越智光夫広島大学長 との対談(広告)が掲載されました。本対談では、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に採択された両大学が、それぞれの強みを生かして取り組む連携事業の紹介や、両大学トップによる日本の未来と地域創生への展望が語られています。

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研究ニュース

糖尿病治療薬メトホルミンが血中の金属濃度に影響

金属キレート作用により血糖降下や合併症予防への関連を示唆

神戸大学大学院医学研究科地域社会医学・健康科学講座の小川渉特命教授、坂口一彦特命教授らの研究グループは、糖尿病治療薬「メトホルミン」が血液中の金属濃度に影響を及ぼすことを、ヒトを対象とした研究により初めて明らかにしました。

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100%バイオ由来PET原料の⽣産に成功

窒素を組み込む新たな⼿法を考案

神⼾⼤学⼤学院⼯学研究科の⽥中勉准教授、⽚野皓敦⼤学院⽣らと、神⼾⼤学⼤学院科学技術イノベーション研究科の野⽥修平特命准教授(JSTさきがけ専任研究者)の研究グループは、代謝改変した⼤腸菌を⽤いて、バイオマスからPET代替原料となる100%バイオ由来2,5-PDCAを⾼効率に⽣産することに成功しました。今後、⽯油由来に依存しない新しい⾼機能性プラスチック原料の実⽤化が期待されます。

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糖尿病をもつ方の “将来の筋力低下リスク” を予測――新たな指標「尿中タイチン」発見

福島県立医科大学糖尿病内分泌代謝内科学講座(田辺隼人准教授、島袋充生主任教授ら)、徳島大学大学院医歯薬学研究部医学域栄養科学部門医科栄養学系代謝栄養学分野(阪上浩名誉教授、野村和弘講師ら)および神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科(松尾雅文客員教授)の共同研究チームは、2型糖尿病をもつ方の「尿中タイチン」が、将来のサルコペニアの発症を予測する新たなバイオマーカーであることを世界で初めて明らかにしました。

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高効率アルカリ水電解を実現する酸素発生触媒の“反応場”をオペランド観測で解明

フッ素をドープしたニッケル化合物触媒をマイルドに調製して実現

神戸大学大学院工学研究科の南本大穂講師、水畑穣教授と山口大学大学院創成科学研究科の吉田真明准教授らの共同研究グループは、水の電気分解で酸素をつくる反応(酸素発生反応:OER)を効率化する新しいニッケル系触媒を開発しました。低温・低負荷で合成できる「液相析出(LPD)法」により、フッ素を加えた α-Ni(OH)2 触媒を作製し、強いアルカリ条件でも高い反応活性を確認しました。さらに、装置の起動・停止を繰り返す運転を想定した試験で、劣化の原因となる一時的な逆向き電流(逆電流)に対しても高い耐久性を示しました。また、この触媒を用いた電極に硬X線と軟X線を使ったX線吸収分光(operando XAFS:反応中のその場観測)により、触媒の周囲の原子配置や電子状態がどのように変化して高活性・高耐久性を生むのか、その仕組みを明らかにしました。

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植物が細胞の分裂方向をそろえる仕組みを解明

陸上植物の進化の理解に新たな手掛かり

名古屋大学大学院理学研究科の佐々木武馬助教、小田祥久教授の研究グループは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(理)の本瀬宏康准教授、神戸大学大学院理学研究科の石崎公庸教授との共同研究により、陸上植物の細胞分裂の新たな制御機構を明らかにしました。研究グループは、基部陸上植物のゼニゴケと被子植物のシロイヌナズナを用いて、細胞分裂時に発現するCORD遺伝子の働きを解析しました。その結果、CORD遺伝子が産生するタンパク質が、細胞分裂に不可欠な紡錘体の向きを安定させることで、細胞が正しい方向に分裂できるよう制御していることを発見しました。さらにCORD遺伝子は植物が藻類から陸上植物へ進化した過程で獲得されたと考えられ、この機構の発見は植物の陸上化の理解につながると期待されます。

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受賞

周俊講師が第24回「アジア太平洋研究賞」本賞を受賞

「アジア太平洋研究賞」は、日本の大学で学んだ日本人及び留学生等が執筆したアジア太平洋地域に関する人文・社会科学領域の優れた博士論文を顕彰するため、2001年に創設されました。

今年は、2020年3月以降に大学院博士課程を修了し(同時期に単位取得退学し、その後博士学位を取得した場合も含む)、大学院の指導教員の推薦を受けた論文を対象に募集が行われました。

全国の大学院から応募のあった論文について、選考委員会における厳正な審査の結果、 周 俊(しゅう しゅん)氏(神戸大学大学院国際文化学研究科・講師)の「中国共産党の神経系―情報収集システムの起源、構造及び機能(1940~50 年代)―」が本賞に選ばれました。

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三林亮太助教らのチームが第2回テクニカルディレクションアワードのAI部門にてGoldプライズを受賞

神戸大学大学院国際文化学研究科の三林亮太助教らのチームが第2回テクニカルディレクションアワード(Tech Direction Awards)にてGoldプライズを受賞しました。

テクニカルディレクションアワード(Tech Direction Awards)は、アイデアや表現だけでなく、それらを実現するためのテクニカルディレクションが優れているプロジェクトを表彰し、普段スポットライトの当たりづらい”テクニカルディレクションの重要性”を伝えることを目的としたアワードです

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フイーチャー

大阪・関西万博×神戸大学-「新たな価値創造」を発信

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、10月13日まで開かれている大阪・関西万博。会場は、大学や企業が最先端の取り組みを発信する場ともなっています。神戸大学も最新の研究成果、学生の独創的な活動をさまざまな形で紹介しています。その発信にはどのようなメッセージが込められているのか。「万博後」にどう生かそうとしているのか。神戸大学理事・副学長で、万博出展を担当するSDGs(持続可能な開発目標)推進室の室長でもある喜多隆教授に聞きました。

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イベント等情報

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★神戸大学がラジオ関西で情報発信 「神戸大学☆夢ラボ」

神戸大学が持つ「知」を広く情報発信し、各専門分野の研究者が研究のきっかけや研究成果の社会への影響などをリレー形式で伝えています。

放送は毎週日曜日の午前8時45分から15分間、進行役は神戸大学出身のラジオ関西パーソナリティー天宮 遥さんが務めています。

以下のサイトから、放送当初に遡ってご視聴いただけます。

https://jocr.jp/programsite/yumelabo/

★「KU-Net」からのお知らせ

「神戸大学コミュニティネットワーク(KU-Net)」をリニューアルし公開しております。

従来からの、「OB・OG訪問」の機能に加え、「卒業生からのメッセージ」や「在学生の今」の掲載をしております。また、卒業生等が開催するイベントへの参加申し込み機能も追加しました。

詳しくは,神戸大学コミュニティネットワークホームページでお知らせしています。

また、KU-Netの説明動画をYouTubeにアップしておりますので併せてご覧ください。

是非ご登録ください。

神戸大学校友会事務局