- 同窓会からのお知らせ

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8月6日(水)、紫陽会企画・学部生との交流事業「書を通じて震災30年を考える」が鶴甲第2キャンパスで行われ、現役学生や紫陽会会員、書道教室に通う小・中・高生やその保護者など、約70人が参加しました。
この事業は、紫陽会会員と現役学部生との交流を図るとともに、阪神淡路大震災30年にあたり、あらためて生命(いのち)の尊さについて考えることを目的として企画されました。
はじめに、紫陽会・蔭山慎吾会長が、阪神淡路大震災や東日本大震災などの自然災害や、戦争や原発事故などの人的災害について、記録写真や手記、詩などを紹介して振り返り、生きていることの素晴らしさについてのメッセージを伝えました。
続いて、紫陽会会員で書家の和田彩さんが「生きていることは奇跡!」という思いを込めて書道パフォーマンスを披露されました。震災当日、和田さんは外出先から電車で帰宅中に震災に遭い、電車は脱線したとのことで、「生きていること自体が奇跡で、生命(いのち)は尊く素晴らしい!」ということを実感されたそうです。「生」「舞」「愼」の3文字にその思いを込めて一気に書き上げられました。
最後のワークショップでは、参加者が自分の名前の漢字1字を選んで筆で色紙に書きました。参加した子供たちはもちろんですが大人たちも含め、和田さんの迫力あるパフォーマンスに刺激を受けて、のびのびと元気あふれる作品を次々と書き上げることができました。
当日は、書道研究会の学生や国際人間科学部の学生など20人近くの現役学生が参加してくれました。紫陽会会員だけでなく、小・中・高生やその保護者とも交流することができて、楽しいひと時を持つことができました。
来年度以降も、現役学生のみなさんや紫陽会会員のご意見もお聞きしながら、このような交流事業を続けられたらと思っています。