2025.04.03 Vol_21

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トピックス

能登の子どもたちへ贈る科学実験教室 ~ クラウドファンディングにご協力をお願いします

このたび、災害により教育機会が減少した能登地域の子どもたちへ、鳥取大学、金沢大学、名古屋工業大学、東北大学、神戸大学、大分大学の技術職員が一丸となり、能登町の小・中学校で体験型科学実験教室を開催します。

昨年の能登半島地震および奥能登豪雨の発生によって、現地の子どもたちは今もなお、仮設住宅での生活や仮設校舎での学習を余儀なくされており、十分な学習環境を得られずにいます。

そこで各大学からさまざまな科学実験を持ち寄ることで、特別な体験学習を実施するとともに不思議で楽しい科学の力で子どもたちを笑顔にします。

より多くの子どもたちのもとへ科学実験教室を届けられるよう、ご支援をお願いいたします

○詳細は、こちらをご覧ください。

 

お知らせ

産学連携×観光DX×地域振興の試み

2月20日、国際人間科学部グローバル文化学科で観光まちづくりを学ぶ井上弘貴ゼミ・辛島理人ゼミの学生たちが、神戸市灘区の水道筋商店街を題材に、関西テレビ<https://www.ktv.jp/>の協力を受けて制作したVR(仮想現実)映像作品を披露しました。阪急大阪梅田駅構内の交流スペース「NORIBA10 umeda」<https://noriba10.jp/>で開催された今回の試写会。阪急交通社<https://www.hankyu-travel.com/>のたびコト塾のイベントとして「神戸市水道筋商店街×神戸大学国際人間科学部 360°映像を活用した地域活性化の取り組み」と題して行われました。

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大学SDGs ACTION! AWARDS 2025にて神戸大学起業部SkinNotesがグランプリ受賞

3月7日、朝日新聞社主催の「大学SDGs ACTION! AWARDS 2025」において、神戸大学起業部チームSkinNotes(竹内悠人:農学部4年、北野まどか:経営学部3年)の「アトピー性皮膚炎の小学生向けかゆみを抑える緑茶染めインナーシャツ開発事業」がグランプリを受賞しました。

「大学SDGs ACTION! AWARDS」は、若い世代の社会課題解決のための活動や日頃の研究に基づいた独創的な企画やアイデアを募り表彰する、2018年に創設されたアワードです。

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第3回近畿⼤学×神⼾⼤学SDGsフォーラム (第10回神⼾⼤学SDGsフォーラム)を開催

3月10日、第3回近畿⼤学×神⼾⼤学SDGsフォーラム (第10回神⼾⼤学SDGsフォーラム)を開催しました。

近畿⼤学×神⼾⼤学SDGsフォーラムでは、これまで「食の循環」、「森林の保全と利活用」のテーマでそれぞれの分野の専門家から最新の知見を紹介いただき、日本の課題と解決の方向性を議論してきました。第3回目となる今回は、「暮らしと人体のサステナビリティ」をテーマに私たちの日々の暮らしや私たち自身の長期安定性について、熱エネルギーと物質移動の観点から議論いたしました。

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「神戸大学ADRESサイクルによる輝く女性リーダー活躍促進プログラム」のキックオフ・シンポジウムを開催

文部科学省の女性リーダー育成事業に採択された「神戸大学 ADRES(アドレス)サイクルによる輝く女性リーダー活躍促進プログラム」の口火を切る「キックオフ・シンポジウム」が3月10日、神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室で開かれました。

神戸大学は2024年10月1日付で、文部科学省の科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に採択されました。同事業は、女性研究者の上位職への積極的な登用を推進するもので、昇任に伴う教員人件費の増分を直接支援できる点が、これまでの補助事業になかった大きな特長です。それに伴い本学が進める採択プログラムでは、女性教員の採用比率と在籍比率を向上させ、女性教授と准教授、とりわけ自然科学系の女性教授を増やすことを目的にしています。

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駐大阪・神戸米国総領事館から訪問

3月7日、駐大阪・神戸米国総領事館の殿塚ケント広報部オフィスマネージャー・英語教育コーディネーター及び阪田隆治広報文化外交部員が、神戸大学の玉置久理事・国際連携推進機構長を訪問しました。

懇談には、神戸大学から田中順子大学院国際文化学研究科教授・国際連携推進機構アメリカ部門長及び井上弘貴国際文化学研究科教授が同席しました。

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台湾で神戸大学説明会を実施

2024年12月3日から6日にかけて、神戸大学の池村彰子大学院農学研究科・大学教育推進機構みらい開拓人材育成センター・特命講師と余玟欣大学教育推進機構グローバル教育センター・特命助教が台湾を訪問し、神戸大学の説明会を実施しました。訪問中、池村特命講師らは国立政治大学、国立台湾大学で神戸大学説明会を実施しました。国立台湾大学とは2002年に、国立政治大学とは2017年に大学間学術交流協定を締結しており、受入・派遣ともに交換留学等の実績がありますが、より深い連携を目指し、池村特命講師、余特命助教による日本語・英語・中国語での説明会を実施しました。

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姫路市と包括連携協定、11自治体目に

神戸大学と連携し臨床研究推進センターを設置

神戸大学は3月17日、姫路市と包括的な連携協定を結び、同市役所で締結式と記者会見を開きました。神戸大学の全学的な連携協定は、姫路市が加わったことで11自治体・地区(兵庫県内10自治体・地区)となりました。

神戸大学は2022年度から、同市の大学発まちづくり事業補助金を受け、大学院国際文化学研究科が2023年4月に地域社会の国際化をテーマに連携協定を締結しています。2025年度から5年間、大学院医学研究科に姫路市からの寄附講座を設置するのを機に、組織間で連携を強化するため包括連携協定締結の運びとなりました。地域振興、科学技術、産業振興、教育の推進、人材育成、地域保健医療など多くの分野で連携・協力し地域に貢献します。

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令和6年度学生表彰及び般若団文化奨励賞授賞式を開催

令和6年度学生表彰及び般若団文化奨励賞授賞式が3月19日、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で開催されました。

学生表彰ではNHK杯で総合3位など、数々のフィギュアスケートの国際大会で活躍し、4年連続の受賞という快挙を成し遂げたスケート部の壷井達也さん(国際人間科学部4年)ら個人受賞27人と漕艇部、女子タッチフットボール部など6団体が受賞しました。

表彰式では藤澤正人学長が一人一人に表彰状を手渡し、「神戸大学の名誉を大いに高めてくれた。皆さんの益々の活躍を祈念する」などと挨拶しました。

また開催に協力をいただいた校友会からの副賞の贈呈とともに中村直彦副会長から「表彰理由を聞いていると我が子、我が孫のごとく嬉しく思う」と暖かい祝辞の言葉をいただきました。

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「第14回神戸大学ヨーロッパフォーラム “Kobe U Day - One Kobe Family”」を開催

神戸大学は、これまでブリュッセル拠点において2022年度まで神戸大学ブリュッセルオフィスシンポジウム、2023年度には神戸大学ブリュッセル拠点フォーラムを開催してきましたが、ヨーロッパ全域を対象とする国際交流の取組として本年度から「ヨーロッパフォーラム」と改称しました。

今回のフォーラムは2025年3月7~8日にブリュッセルにて、第1部:シンポジウム「EUにおける”今の日本”」、第2部:「第1回 KUグローバルネットワークフォーラム in Europe」の2部構成で開催しました。

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ルーヴェン大学(ベルギー)を訪問

3月6日、水畑穣神戸大学国際連携推進機構ヨーロッパ・アフリカ部門長、河合成雄グローバル教育センター長、林良子大学院国際文化学研究科教授、西川太郎グローバル教育センター特命助教がベルギーのルーヴェン大学を訪問しました。

ルーヴェン大学には昨年度も中村保理事・国際連携推進機構長(当時)が訪問し、教育・研究交流の在り方について協議を続けてきました(https://www.kobe-u.ac.jp/ja/announcement/2023_12_12_01/)。今回はそれに続くものです。

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神戸信用金庫様より神戸大学基金にご寄附をいただきました

神戸信用金庫様より、神戸大学基金に多額のご寄附をいただき、その贈呈式が3月24日に学長室で行われました。

神戸信用金庫様は、神戸市・明石市を主な営業基盤としており、地域に根差す信用金庫として様々な地域貢献活動を行われています。阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、預金総額の一部を地元教育機関に寄附する「震災復興特別定期預金」を発売し、目標額を達成したことから「地域の復興を志す次世代の人材育成に貢献する教育機関」である神戸大学にご寄附をいただきました。

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パッサウ大学(ドイツ)から訪問

3月24日、ドイツのパッサウ大学よりChristina Hansen副学長が玉置久理事・国際連携推進機構長を訪問しました。

懇談には、パッサウ大学からKathrin Eveline Plank国際担当職員、神戸大学からは梅屋潔大学院国際文化学研究科教授・研究科長、井上弘貴大学院国際文化学研究科教授が同席しました。

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JSPS 「令和7年度研究拠点形成事業 (A. 先端拠点形成型)」に採択

独立行政法人日本学術振興会の令和7年度研究拠点形成事業 (A. 先端拠点形成型)に、神戸大学国際協力研究科を拠点機関とした国際共同研究プロジェクトが採択されました。

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研究ニュース

シマウツボは宿主植物を柔軟に変化させて生き延びた

海洋島における全寄生植物の適応進化

神戸大学大学院理学研究科の西村明洋博士研究員(研究当時:京都大学大学院理学研究科博士課程学生)と京都大学大学院理学研究科の高山浩司准教授の研究グループは、小笠原諸島固有寄生植物のシマウツボが、宿主植物を柔軟に変化させながら海洋島で生き延びてきたことを明らかにしました。

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宍道湖で大量繁茂する水草優占種が塩分の変動に応じて入れ替わっていた!?

長期的な環境DNA観測によってバイオマスの明瞭なトレンドが明らかに!

本研究では、島根県の汽水湖である宍道湖における沈水植物(水草)の大量繁茂の管理・抑制を目指して、繁茂条件の特定とその事前察知を可能にする環境DNA(eDNA)手法の開発を試みました。この手法は、生物から脱落した組織などに由来する環境中のDNAを指標に、対象種の在不在や生物量(バイオマス)を簡便に推定できる革新的なモニタリング技術です。

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宍道湖での水質調査と採水の様子

宍道湖での水質調査と採水の様子

細胞の接着を支える新たな仕組みを解明

アファディンが液滴のように集まることで接着複合体を形成

私たちの体を形づくる細胞同士の結びつきを支えるには、「接着複合体」と呼ばれる構造が欠かせません。この接着複合体は細胞の頂端部(上側)に存在し、タイトジャンクション(TJ)とアドヘレンスジャンクション(AJ)という異なる2つの接着構造から構成されています。しかし、これらの構造がどのように正確に形成され、並んで配置されるのか、そのメカニズムはこれまで十分に解明されていませんでした。

神戸大学大学院医学研究科の久野舟平大学院生とバイオシグナル総合研究センターの富樫英研究員らの研究グループは、株式会社ニコン、東京都立大学と共同で細胞接着の形成メカニズムに関する新たな発見をしました。細胞同士の結びつきを支える「アファディン」というタンパク質が、接着分子や細胞骨格と相互作用しながら、液滴のような「凝集体」を形成することで、接着複合体の適切な配置を制御していることが明らかになったのです。

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広帯域のテラヘルツ光で光のダイオード効果を観測

次世代高速無線通信用デバイスの開発につながる機構を解明

磁性と誘電性が強く相関したマルチフェロイック物質では、電気磁気効果に起因する新奇な物性が報告されています。その一つが電流を一方向にだけ流して逆流を防ぐ半導体部品のダイオードに似た、光の「一方向透過性」です。この性質を持つ物質は、光の吸収がなく透明に見える状態から光の進行方向を180°反転すると光の吸収が起こり透明でなくなります。

東北大学金属材料研究所の赤木暢助教、静岡大学理学部の松本正茂教授、大阪大学大学院理学研究科の鳴海康雄准教授と萩原政幸教授、神戸大学分子フォトサイエンス研究センターの大久保晋准教授と太田仁名誉教授(当時、教授)からなる共同研究グループは、光の一方向透過性を、将来の高速無線通信への利用が進められているテラヘルツ光において観測しました。観測された吸収エネルギーが1テラヘルツ以上の広帯域であることも、利用の幅が広くなるため応用上重要な特徴となっています。さらに、詳細な理論計算により「一方向透過性」と「広帯域にわたる吸収エネルギー」を示す特異な吸収の起源が「自発的マグノン崩壊」であることも明らかにしました。光励起現象としての自発的マグノン崩壊の観測は世界初の成果です。テラヘルツ光は超高速無線通信への利用が期待されており、この成果は光デバイス開発へ向けた材料探索の大きな指針につながります。

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中国伝統の香醋成分フレグライド-1に アトピー性皮膚炎の治療ターゲットとしての可能性

岡山大学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の佐藤あやの教授らと神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科の辻野義雄特命教授らの研究グループは、中国の伝統的な発酵食品である香醋(こうず)に含まれる「フレグライド-1」に、新たな生理活性を見出しました。フレグライド-1は、日本の黒酢にも含まれることが確認されています。この成分は、抗肥満作用や抗酸化作用を持つことが知られていましたが、今回、アトピー性皮膚炎に関連するタンパク質「アーテミン」の発現を抑える作用も持っていることが細胞レベルで明らかになりました。

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頭頸部がん放射線治療用 患者固定具 「CustomFiX-3D」を日本山村硝子と共同で開発

日本山村硝子株式会社と神戸大学は共同で頭頸部がん放射線治療に用いる患者固定具「CustomFiX-3D」を開発し医療機器製造販売届出を完了させたため、2025年3月から神戸大学医学部附属病院で使用を開始いたします。

本製品は日本山村硝子株式会社研究開発センターと神戸大学医学部附属病院放射線腫瘍科/宮脇大輔特命准教授、椋本成俊特命助教のチームとの共同研究により、兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム、現・成長産業育成のための研究開発支援事業)などの補助事業を利用し開発いたしました。

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“助け合う脳”向社会行動に関わる新たな脳構造・脳機能の特徴を発見

玉川大学脳科学研究所の高岸治人教授、松田哲也教授、および神戸大学大学院人間発達環境学研究科の石原暢准教授らの研究グループは、向社会行動に関わる新たな脳の構造的・機能的特徴を発見しました。この成果は、人間の利他性や協力行動の進化を解き明かすうえで、重要な手がかりとなる可能性があります。

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腸への糖排出による人と腸内細菌の新しい共生関係を発見

神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授、地域社会医学健康科学講座の坂口一彦特命教授らの研究グループは、糖尿病治療薬メトホルミンの作用機構を解析する過程で、「糖(ブドウ糖)が腸へ排出される」という現象を発見し、排出された糖は腸内細菌の栄養として使われるとともに、短鎖脂肪酸という健康維持に重要な物質が産生されることを明らかにしました。

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ホログラフィーの弱点を克服

京都工芸繊維大学電気電子工学系粟辻安浩教授、三瓶明希夫准教授、同プロジェクト研究員Sudheesh Kumar Rajput博士、高度技術支援センター西尾謙三技術専門職員、大学院生公文雄基氏(工芸科学研究科博士前期課程電子システム工学専攻)、神戸大学次世代光散乱イメージング科学研究センター的場修教授、産業技術総合研究所計量標準総合センター夏鵬主任研究員らの研究グループは、レーザーを用いずに発光ダイオード(light emitting diode: LED)からの光や自然光による照明、あるいは物体自体が発する光など可干渉性の低い光に対して、単一のカメラを用いて高速に動く物体の3次元形状や透明物体のイメージングができる技術の実証に世界で初めて成功し、さらに最高で毎秒100万コマの3次元イメージングを達成しました。

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火星の中層大気は主に大気重力波が駆動

再解析データを用いた火星大気大循環の気候値と地球大気との比較による 大気大循環駆動メカニズムの解明

東京大学大学院理学系研究科の阿隅杏珠大学院生(博士課程1年)、佐藤薫教授、高麗正史助教と、神戸大学大学院理学研究科の林祥介特命教授による研究グループは、火星大気大循環における大気重力波の役割を明らかにしました。

本研究では、近年使用可能となった火星の再解析データを用い、火星大気大循環の季節平均的描像とその駆動メカニズムを調べました。浮力を復元力とする大気重力波は、鉛直方向に素早く伝播するため、大きな運動量を高高度まで輸送する働きがあります。しかしながら、時空間スケールが小さいため、全球での観測やモデル再現が難しく、火星大気大循環を駆動する大気重力波の寄与は定量的に調べられてきませんでした。そこで、地球大気の理論を火星大気にも適用することでこれを間接的に推定しました。

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多端子形双方向直流コンバータを開発

複数のエネルギーデバイスを融合する電力インターフェース

神戸大学大学院海事科学研究科の三島准教授の研究グループは、複数の蓄電池や電気自動車と柔軟に接続できる、高効率な多端子形電力双方向の直流電力変換器(MP-BDC)を開発しました。

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スキャニングライダー風計測で海岸線付近の洋上風況調査を効率的に

大規模な実証試験を通じて、洋上風況調査における新しい計測技術の信頼性向上に貢献

産業技術総合研究所再生可能エネルギー研究センター嶋田進主任研究員、小垣 哲也 研究チーム長は、レラテック株式会社、イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社、日本気象株式会社、株式会社ウインドエナジーコンサルティング、国立大学法人 神戸大学と共同で、スキャニングライダー風計測の測定精度や特性を評価するため、むつ小川原洋上風況観測試験サイトにおいて実証試験を実施しました。

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実験から仮説を自動立案する自律型実験システムの有用性を実証

ロボット×AIによるバイオテクノロジー実験の自動化

神戸大学先端バイオ工学研究センターの蓮沼誠久教授らの研究グループは、株式会社島津製作所と協力して、バイオテクノロジーの研究開発を支援する自律型実験システムを開発し、細胞培養から前処理、測定、分析、仮説立案を自律的に実行させる実証実験を行い、有用性の実証に成功しました。本研究では、実験における操作の自動化とその実験での最適解(例えば、目的生産物の生産量やその生産微生物の生育の最大化など)が得られる実験条件の迅速な抽出を目的に、実験操作のオートメーションやAIアルゴリズムを駆使することで、従来の手作業に頼っていたプロセスを大幅に効率化でき、科学的仮説の構築を支援する画期的なシステム技術を実現しました。今後、本システムはバイオテクノロジー領域での展開のみならず、さまざまな科学分野における研究の自動化・効率化を加速させる可能性を秘めています。

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草原の花と昆虫の関係修復には75年以上草刈り管理を続けることが必要!

神戸大学大学院人間発達環境学研究科の平山楽大学院生、丑丸敦史教授らは、筑波大学山岳科学センター菅平実験所の井上太貴大学院生、田中健太准教授、富山大学理学部石井博教授とともに、森林化によって失われてしまった、生物に溢れた草原を再び取り戻すには、75年以上草刈り(草原管理)を続ける必要があることを、花と虫の関係に着目して明らかにしました。

本研究では、花と花に訪れる昆虫に着目し、一度森林化した草原跡地に造成された複数のスキー場を研究することで、再び草原となったスキー場(再生草原)では、花の多様性だけでなく、ミツバチやチョウの仲間などの昆虫の多様性も、古くから人に維持されてきた草原(古草原)のレベルまで回復するには、少なくとも75年程度必要であり、それら花と昆虫の関係回復にはさらに時間を要することを明らかにしました。 

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海の動物が海洋課題の解決に貢献!?

Internet of Animals (IoA)の可能性

神戸大学大学院海事科学研究科の岩田高志助教と早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の赤松友成研究院教授は、海洋生物に記録計を装着する「バイオロギング」を活用し、人類が直面している様々な海洋の課題解決に貢献できる可能性を示しました。

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診療録直結型肥満症データベースを開発

ビッグデータで肥満症を制す

神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授らの研究グループは、日本肥満学会との連携によって、電子カルテ情報を活用した全国規模の肥満症データベースを開発しました。

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テラヘルツ波で耳の病気を見える化

内耳蝸牛内部の非破壊3D観察に成功

早稲田大学大学院情報生産システム研究科芹田和則准教授、神戸大学大学院医学研究科藤田岳准教授、柿木章伸特命教授、大阪大学レーザー科学研究所斗内政吉教授、大阪大学大学院工学研究科博士課程Zheng Luwei氏らによる研究グループは、マウスを用いた実験により、テラヘルツ波を利用して、音をつかさどる耳の器官である「内耳蝸牛」のマイクロメートルスケールの小さな内部構造を3次元で非破壊観察することに世界で初めて成功しました。

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インタビュー

「とにかく動け」 亡き先輩から受け継いだメッセージ

MBA漫画家 かんべみのりさん

漫画とMBA(経営学修士)。全く関係がなさそうな二つを結びつけ、「MBA漫画家」として活動するかんべみのりさん。経営や会計の基礎を分かりやすく伝える作品が評判を呼び、ビジネス領域を中心とした漫画を手掛ける。活躍の幅は年々広がり、昨年は、神戸大学の先輩で車いすに乗って世界中を旅していた故・木島英登(ひでとう)さんの遺稿を、自身の漫画との合作で世に送り出した。木島さんの生き方にも大きな影響を受けたというかんべさんは、どのようにして今の仕事にたどり着いたのか。山あり谷ありの歩み、そこから得たものを聞きました。

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変わる杜氏制度 知識継承の現状は

経済経営研究所 後藤将史准教授

経済経営研究所の後藤将史准教授は、伝統的な日本酒の造り手である杜氏の制度と知識継承というテーマの研究を進めている。時を同じくして、2024年12月には、日本酒を含む「伝統的酒造り」が、ユネスコから無形文化遺産に登録され注目を浴びた。これまでの研究でわかってきた日本酒産業の現状や今後の研究の展望、AI(人工知能)の進化に伴い変わりゆく専門的な仕事の将来像についてk聞きました。

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イベント等情報

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★神戸大学がラジオ関西で情報発信 「神戸大学☆夢ラボ」

神戸大学が持つ「知」を広く情報発信し、各専門分野の研究者が研究のきっかけや研究成果の社会への影響などをリレー形式で伝えています。

放送は毎週日曜日の午前8時45分から15分間、進行役は神戸大学出身のラジオ関西パーソナリティー天宮 遥さんが務めています。

以下のサイトから、放送当初に遡ってご視聴いただけます。

https://jocr.jp/programsite/yumelabo/

★「KU-Net」からのお知らせ

「神戸大学コミュニティネットワーク(KU-Net)」をリニューアルし公開しております。

従来からの、「OB・OG訪問」の機能に加え、「卒業生からのメッセージ」や「在学生の今」の掲載をしております。また、卒業生等が開催するイベントへの参加申し込み機能も追加しました。

詳しくは,神戸大学コミュニティネットワークホームページでお知らせしています。

また、KU-Netの説明動画をYouTubeにアップしておりますので併せてご覧ください。

是非ご登録ください。

神戸大学校友会事務局