- 同窓会からのお知らせ

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「観測史上、最も暑い夏」と表された今夏、特定地域における集中的な豪雨や突発的な暴風の発生、本土に接近しつつ強大化する台風など、気候変動が顕在化しています。また、南海トラフ巨大地震の発生確率が引き上げられ、首都直下地震の発生も危惧されています。日本列島の地象的・気象的な条件により自然災害の発生は宿命ですが、防災対策、国土強靭化等により国民の生命・財産を守るための取組みは、市民生活や社会経済活動にとって極めて重要であり、その整備促進・維持管理対策などは喫緊の課題です。9月の講演では、「巨大カルデラから富士山噴火まで」と題して、神戸大学海洋底探査センター教授の鈴木先生から理学(現象の発生する仕組みの研究)の見地から地球規模に及ぶご講演をいただきました。今回は工学(発生する現象への対応方策、技術開発・応用等)の見地から、被害の軽減を図るための防災インフラ整備の取組みとともに、地域における防災力の強化に関する基本的な考え方について、国土の保全と防災政策に長きにわたり深く携わっていらっしゃる五道様に、体系的・具体的にご講演をいただきます。
日時:2026年1月20日(火) 講演会12:00~13:30(ランチ11:30~12:00)
場所:東京六甲クラブ
アクセスは以下参照ください。
https://www.rokko-club.jp/access/index.html
演題:「防災・減災、国土強靭化と流域治水」
講師:五道 仁実 一般財団法人 先端建設技術センター理事長
京都大学大学院 経営管理研究部 特命教授
講演骨子:
高市内閣においては「責任ある積極財政」を進めるため、危機管理投資・成長投資が一つの柱となっている総合経済対策が策定された。その戦略分野として防災・国土強靭化が位置付けられ、政府の重要施策の一つとして、対策がすすめられることになっている。そもそも、災害大国である我が国においては、2011年の東日本大震災の契機に、国土強靭化のための法制度が整えられるとともに、地震、風水害、老朽化対策等の取り組みがすすめられている。
講演では、我が国の災害の現状に触れるとともに、地震、風水害に対する事前防災の重要性やその概要、インフラの老朽化対策等の国土強靭化施策の取り組みについて説明するとともに、国土強靭化施策の中の水害対策としての流域治水について言及する。
申込期限:2026年1月13日 (火)
会費:
①クラブ参加:会費@3,000 円(ランチ含む)申込はこちらから。
② ZOOM 参加:会費@1,000 円。申し込みはこちらから。
昭和61年3月:京都大学工学部卒業後、大学院工学研究科修士課程修了
昭和61年4月:建設省入省
令和元年7月:国土交通省 大臣官房技術審議官を経て水管理・国土保全局長
令和 2年8月 :内閣官房内閣審議官 兼 国土強靱化推進室 次長
令和 4年6月:退職